Python GUI プログラミングを教えています「その2」

 今日も見に来てくださってありがとうございます。みなさん、新型コロナウィルスで自粛中でしょうか。

 前回のプログラミングを教えるの続きです。ちなみに息子に使わせている環境ですが、ぼくの環境は触らせたくなかったので、しばらく使っていなかったRaspberryPI3を使うことにしました。フツーにRaspbianが入っているのですけど、プログラミング教育を意識しているのか、メニューの中に「プログラミング」があって、その中からSpyder3を使うことにしました。

 あ、ちなみに、前回の内容の感想を聞いたら、「難しい」と、言っていました。うん、まあ簡単じゃないよねぇ。でもprint("Hello World!")じゃつまんないでしょ。いきなり難しいことをやらせすぎ、と、言われることもありましたが、ぼくは習うより慣れろ、が正解じゃないかなぁ、と、思っています。

 と、いうことで、次回は、ウィンドウのサイズを変えてみたり、背景の色を変えてみたりしましょう。まずは、ウィンドウのサイズを変えてみます。タイトルをセットしている次の行に追加して実行みましょう。

        self.geometry("300x100")

 これで、大きさが変わります。自由に変更してみて、というと、どこまで大きくなるんだろうかと、”10000×10000″をセットしてました。どうなるのかとハラハラしてみていましたが、スクリーンより大きいウィンドウにはならないようで、ホッとしました。

 背景色は、以下のとおりにセットすると「赤」になります。

        self.configure(background="#FF0000")

 この"#FF0000"は色の三原色で、RGBのRed、Green、Blueの順番にそれぞれ2桁の16進数で指定します。ここで16進数の説明が必要になりますね。このように三原色で指定する以外では、”red”、”green”、”blue”、”gray”など、事前に定義された色名があります。詳しくはTcl/Tkの本家のホームページに記載があります。

 Pythonでは、16進数への変換は簡単です。例えばAliceBlueとして定義されていた色は、それぞれ240、248、255ですが、”#{:02X}{:02X}{:02X}”.format(240,248,255)と指定するだけで16進数に変換されます。こんな感じです。やさしい青色ですねぇ。

        self.configure(background="#{:02X}{:02X}{:02X}".format(240,248,255))
#違う書き方もありました
        self.configure(background="#%02X%02X%02X"%(240,248,255))

 コンピュータで、どうして16進数が使われているのかという話を始めたら、「疲れた~」と、言って逃げられちゃいました。はい、16進数は余分でしたね。

 次は何やろうかなぁ。

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